2023年5月24日更新

1940年代。フランスで整備士として働いていたひとりの男が、ランプに悩まされていました。当時の作業用ランプといえば、ヘッドの角度や向きを変えるためにジョイントを回転させるたび内部の配線が擦れ、使い続けるうちに断線してばかり。自在に手元を照らしながら作業でき、かつ長く使い続けられるタフなランプはないものだろうか。その時、彼の頭にランプの配線の代わりに金属を使うというアイデアが灯ります。金属製のリングを２つ噛み合わせ、ジョイントが回転する際に接触して電気を通す。彼は整備士としての技術を生かし、配線が無く自由自在に回転する新しいジョイントの仕組みを生み出したのです。

その後幾度もの試行錯誤の末、1950年4月、このジョイントを活かしたランプの図面が完成。1951年から1952年にかけ製品化のための開発、特許取得。1953年ついに発売となったそのランプに、彼 Jean-Louis Domecqは自身のイニシャル「Ji eL De」を刻みました。他にはない、新しいワイヤレスジョイントのランプを生み出した者の自信と証。頑丈で使いやすく、容易にポジショニングできるランプが誕生しました。

1978年、インテリアショップHABITATのカタログに特集されたのを機に家庭用インテリアとしても需要が広まり、1985年にはParis Museum of Decorative Artsのコレクションに加わりました。同年のポンピドーセンターの展覧会では工業デザイン振興会からの出店作品に選ばれています。

1980年代にはその機能性とデザイン性に魅せられたデザイナーやスタイリストたちが工業用から日常生活へと取り入れ始め、やがて一般の家庭にもその人気が広がり、半世紀を越えた今なお世界中で愛されています。現代でも洋書や海外のインテリア雑誌などで頻繁に目にすることができます。

JIELDE社は創業からずっと変わらず、同じ技法と信念で商品を創り続け、今現在までその美しさと機能性を評価されてきました。物の価値観や使い方は人それぞれでも、製造職人がもつ「もの」への愛情が世界中から愛される理由なのだと感じています。職人が真摯に作っている、この機能的なランプをぜひ多くの方に使用していただきたいと思います。

P.F.S.は創業以来このJIELDE社のランプをアジア総合代理店として販売しています。

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JIELDE社の製品は設立の1954年から変わらない製法で職人の手で丁寧につくられています。

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フランスの作業用ランプの代名詞、LOFTシリーズ。1950年代の創業当時から製造されているJIELDE社の象徴です。9406のジグザグのアームはJIELDEの特許構造だからこそ実現できる形。シェードは360度回転させることができます。

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LOFTシリーズの小型版、日本の狭い空間でもLOFTのインダストリアルな空間を演出できます。フロアランプからウォール、デスクランプまでラインナップがあります。

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シンプルなシルエットのシェードはダイニングにもリビングにも合います。レストラン、カフェなどでも活躍。アルミニウム製で軽量。S、M、Lの3サイズ展開で、GrayとGranite Grayの2色が今年加わり、全5色展開となりました。

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2019年発売の新モデル。φ450の大きなシェードで、ダイニングでのインパクトはもちろん、ホテル、カフェ、レストランなど大型空間にも映えます。

昨今、電球はLEDが当たり前となりましたが、相変わらず少し色味が不自然なように感じます。
そこで、標準のWhiteタイプの他に、シェードの内側に色を中和するインナーカラーを塗ったタイプを製作しました。
昼光色/昼白色LEDランプの白みを抑えるのがOrangeタイプ、電球色LEDランプの黄色みを抑えるのがTealタイプです。（本国フランスにはないP.F.S.オリジナル仕様です。）

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2019年、JIELDE社創業以来70年ぶりのNEW MODEL。今まで工業製品感の強かったジェルデ社が従来の技術はそのままにモダンなインテリアにマッチした素晴らしいラインナップを発表しました。上下に光の抜けがあるので、やわらかな明かりの広がりを演出します。

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